ワインの基本情報
ワイン名 | 2019 Domaine Bachelet-Monnot Maranges 1er Cru Clos de la Boutière |
日本語名 | [2019] マランジュ 1er “クロ・ド・ラ・ブティエール” ルージュ |
点数 | 92;+点 (パーカーポイント、Wine Advocate) |
価格 | ¥5,814 (5000円台) |
生産者 | Domaine Bachelet-Monnot |
格付 | マランジュ・プルミエ・クリュ |
産地 | フランス、ブルゴーニュ、コート・ド・ボーヌ、マランジュ・プルミエ・クリュ |
色 | 赤 |
甘さ | ドライ |
品種 | ピノノワール |
店舗名 | フィッチ |
ワインの特徴、おすすめポイント
ドメーヌ・バシュレ・モノの「マランジュ・プルミエ・クリュ・クロ・ド・ラ・ブティエール」2019年は、素晴らしい出来栄えを誇るワインです。グラスから立ち上る香りには、チェリーやウッドスモーク、甘い土の香りが溶け合います。ミディアムからフルボディで、力強く凝縮感のある味わい。豊かでパウダリーなタンニンと、みずみずしい酸が特徴的です。数年間の瓶熟成によって、さらに魅力を増すことでしょう。
濃厚な紫がかった色合いのワインからは、果実味とともに乳酸発酵由来のトーストしたようなニュアンスも感じられます。口に含むと、ビロードのように滑らかな舌触りと、端正な骨格が印象的。美しい酸と豊かな果実味が見事に調和し、上級ブルゴーニュの王道とも言える味わいに仕上がっています。
この地域、ワイナリー、畑について
ドメーヌ・バシュレ・モノは、2005年に20代の兄弟、マルクとアレクサンドルによって設立された比較的新しいドメーヌです。設立当初は無名でしたが、ヴァンサン・ダンセールやオリヴィエ・ラミーといった地域の新星たちと切磋琢磨し、着実に品質を高めてきました。今では世界中から注目を集める人気ドメーヌへと成長を遂げています。
彼らのワイン造りは、プレモックス(早期酸化)を避けるために非常に嫌気的に行われるのが特徴です。これは近年のスター生産者に共通する手法で、1990年代にプレモックスに悩まされた経験から生まれた取り組みと言えるでしょう。
バシュレ兄弟のワインは、フランスの有力ワイン誌「ブルゴーニュ・オジュールデュイ」や「リュヴュ・ド・ヴァン・ド・フランス」をはじめ、「インターナショナル・ワイン・セラー」など国際的なメディアからも高い評価を受けています。”未来を継ぐ新しい造り手”と称される彼らは、さらなる高みを目指して品質追求に励んでいます。
2019年のヴィンテージは、霜の被害によって収量が減少したものの、見事な出来栄えとなりました。バシュレ・モノは、マランジュ地区のリファレンス的存在として、構造的でシリアスな白ワインと、楽しみ方満点の魅力的な赤ワインの両方を手がけています。有機農法を取り入れつつ、認証は取得せずに独自のスタイルを貫いています。白ワインはすべて350リットルの樽で発酵・熟成。赤ワインは優しい醸造の後、少量の新樽で熟成されます。