ワインの基本情報
| ワイン名 | 2021 San Giusto a Rentennano Chianti Classico |
| 日本語名 | [2021] キャンティ クラシコ（サン・ジュスト・ア・レンテンナーノ） |
| 点数 | 94点 (パーカーポイント、Wine Advocate) |
| 価格 | ¥4,290 (4000円台） |
| 生産者 | San Giusto a Rentennano |
| 格付 | – |
| 産地 | イタリア、トスカーナ、キャンティ クラシコ、ガイオーレ イン キャンティ |
| 色 | 赤 |
| 甘さ | ドライ |
| 品種 | サンジョヴェーゼ |
| 店舗名 | フィッチ |
ワインの特徴、おすすめポイント
サン ジュスト ア レンテンナーノのキャンティ・クラシコは、ガイオーレ・イン・キャンティのトップに位置するワイナリーのベーシックラインながら、驚くべき品質の高さを誇ります。完熟したブドウを手摘みで収穫し、丁寧な醸造プロセスを経て生み出されるこのワインは、キャンティ・クラシコの真髄を体現しています。
香りには、ブラックベリーやワイルドベリー、スパイスのアロマが豊かに広がります。口に含むと、力強くいきいきとしたサクランボの風味が感じられ、フレッシュな果実味と豊富なタンニンが印象的です。余韻も長く続き、飲み応えのある味わいを楽しめます。
2021年ヴィンテージは、春から夏にかけてやや乾燥した気候でしたが、8月中旬までの高い気温によって果実味に凝縮感がもたらされ、力強い仕上がりとなりました。9月下旬の収穫では、素晴らしい成熟度のブドウが得られたそうです。
この地域、ワイナリー、畑について
サン ジュスト ア レンテンナーノは、キャンティ・クラシコ地区の南端に位置するガイオーレ・イン・キャンティに拠点を置くワイナリーです。その起源は1100年代のシトー派修道院にまで遡り、「正義・公平」を意味する「ジュスト」の名を冠しています。
現在のオーナーであるチガラ家は、20世紀半ばにこの土地を引き継ぎ、1980年代から本格的にワイン造りに取り組んできました。特に1992年から経営を担う三兄妹、ルカ、フランチェスコ、エリザベッタの代になってからは、トスカーナ屈指のメルローワイン「ラ・リコルマ」や、サンジョヴェーゼ100%の名品「ペルカルロ」の成功によって、世界的な名声を獲得しています。
彼らの成功の鍵は、卓越した品質のブドウ畑にあります。9割近くの敷地にはサンジョヴェーゼが植えられ、2001年から有機農法を実践しています。ガイオーレ南部特有の気候と土壌は、高品質なワインを生み出す最適な条件を備えているのです。
サン ジュスト ア レンテンナーノのワインは、毎年のように著名なワインガイドで高評価を獲得していますが、オーナーのルカ氏は「ガイドの点数だけでなく、ワインがもたらす感動や興奮を大切にしてほしい」と語ります。彼らは自らの信念を貫き、土地のエッセンスを最大限に表現した至高のワインを生み出し続けているのです。