【パーカー93~94点】【3,000円台】【赤ワイン】【スペイン】2020年・ウルトレイア サン・ジャック

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ワインの基本情報


ワイン名2020 Raúl Pérez Ultreia Saint Jacques
日本語名[2020] ウルトレイア サン・ジャック
点数93~ 94点 (パーカーポイント、Wine Advocate)
価格¥3,260 (3000円台
生産者Raúl Pérez
格付
産地スペイン、カスティーリャ・レオン、ビエルソ
甘さドライ
品種メンシア
店舗名フィッチ

ワインの特徴、おすすめポイント

【このワインについて】
スペイン北西部のビエルソ地域で造られる「ウルトレイア サン・ジャック」の2020年ヴィンテージは、メンシア種のスタンダードキュヴェとなるワインです。チェリーやラズベリーを思わせるフレッシュな香りが印象的。口に含むと、ジューシーでまろやかな味わいが広がります。果実味が豊かで、バランスの取れた飲み心地の良いワインに仕上がっています。2020年は例年よりも全房発酵の割合を高めており、ハーブのようなアロマが加わることで、より複雑な香りが楽しめます。また、ブドウの品種構成から白ブドウを取り除いたことで、味わいにさらなる力強さが感じられます。口当たりはなめらかで、果実味とほどよい酸味、シルキーなタンニンが見事に調和しています。余韻には心地よいミネラルのニュアンスが漂います。プライマリーアロマが豊かに感じられ、非常に親しみやすい仕上がりとなっています。

【この地域、ワイナリー、畑について】
ビエルソ地域は、スペイン北西部に位置し、大西洋からの冷涼な気候の影響を受ける産地です。この地で長年ブドウ栽培に携わってきた生産者、ラウル・ペレスは、世界的に高い評価を受ける醸造家として知られています。彼は、伝統的な手法を重んじつつも、独自の感性でワイン造りに取り組んでおり、土着品種であるメンシアのポテンシャルを最大限に引き出すことに成功しました。

ラウルは、畑では馬を使って土壌を耕し、樹齢の高いブドウの樹を大切に育てています。醸造においては、ブドウ本来の個性を生かすため、添加物は極力使用せず、亜硫酸塩も最小限に抑えています。また、全房発酵を取り入れ、ゆっくりと時間をかけてマセレーションを行うことで、ブドウの持つ複雑な味わいを引き出しています。

彼の手がけるワインは、従来のスペインワインのイメージを覆す、フレッシュでエレガントな仕上がりが特徴です。ラウルは、メンシアという品種の魅力を世界に発信し、ビエルソ地域を新たな注目産地へと導いた立役者として称賛されています。

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