【パーカー97点】【1.5万~1.9万円台】【赤ワイン】【スペイン】2019年・ラス・ラマス

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ワインの基本情報


ワイン名2019 Descendientes de José Palacios Las Lamas
日本語名デセンディエンテス・デ・ホセ・パラシオス ラス・ラマス [2019]
点数97点 (パーカーポイント、Wine Advocate)
価格¥15,598 (1.5万~1.9万円台
生産者Descendientes de José Palacios
格付
産地スペイン、カスティーリャ・レオン、ビエルソ
甘さドライ
品種メンシア89%、白品種 8%、赤品種 3%
店舗名ウメムラ

ワインの特徴、おすすめポイント

デセンディエンテス・デ・ホセ・パラシオスは、1990年代にプリオラートの復興を導いたアルバロ・パラシオス氏が、甥のリカルド氏とともに1999年にビエルソのコルジョン村で設立したワイナリー。「ホセ・パラシオスの子孫たち」という名の通り、アルバロの父の遺志を継ぎ、新たな挑戦に乗り出しました。

そんな彼らが手がける「ラス・ラマス」は、ワイナリーから程近いコルジョン村の単一畑「ラス・ラマス」から収穫された、わずか1.75ヘクタールのブドウを使用。南向きの斜面で良く熟したブドウは、天然酵母による発酵を経てオーク樽で8ヶ月間熟成されます。

グラスに注ぐと、チェリーを思わせる色合いに、わずかに紫がかった縁取りが美しい外観。赤い果実やフローラルな香りに、スパイスやハーブのニュアンスが重なり合う、表情豊かなアロマが立ち上ります。

口に含むと、官能的で刺激的な味わいが広がります。凝縮感のある果実味と、粘土質土壌由来の丸みを帯びたコク。そこに標高の高い畑と土壌がもたらすフレッシュさが加わることで、見事なバランスが生まれているのです。

余韻は非常に長く、ほとんど果てしなく続きます。時間をかけてグラスの中の表情の変化を楽しみたくなるような、奥深い味わいを持った1本と言えるでしょう。

220もの区画に分かれた45ヘクタールの畑は、いずれも険しい斜面にあり、ラバを使った昔ながらの方法で丹念に耕作されています。標高差のあるテロワールが生み出す複雑なミクロクリマと土壌が織りなす繊細な味わいは、この地ならではの個性。

アルバロ氏はビエルソのワインを「北ローヌとブルゴーニュの中間」と表現しており、その特徴がよく表れた1本です。プリオラートの復興に導いた革新者が手掛ける、ビエルソの新たな顔をぜひ味わってみてください。

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