目次
ワインの基本情報
ワイン名 | 2019 Domenico Clerico Barolo del Comune di Monforte d’Alba |
日本語名 | [2019] バローロ モンフォルテ |
点数 | 94+点 (パーカーポイント、Wine Advocate) |
価格 | ¥6,600 (6000円台) |
生産者 | Domenico Clerico |
格付 | – |
産地 | イタリア、ピエモンテ、バローロ、モンフォルテ ダルバ |
色 | 赤 |
甘さ | ドライ |
品種 | ネッビオーロ |
店舗名 | フィッチ |
ワインの特徴、おすすめポイント
ドメニコ・クレリコの集大成として生まれたノーマル・バローロは、クリュ・ジネストラを主体にクリュ・モスコーニをブレンドしています。品質向上のため、これまで以上に厳しい選果を行ったことで、クリュ相当のブドウが使用されています。
チェリーやプラムなどの果実の濃厚な香りに、タバコ、革、スパイスのニュアンスが加わります。堅固なストラクチャーと力強いタンニンを備え、フィニッシュは長く余韻を残します。まさにクレリコがルーツを持つモンフォルテの特徴を見事に表現したバローロです。
色合いは輝くルビーガーネットで、縁は繊細に薄まっています。香りは芳醇で遊び心のある赤果実に、僅かなクローブとハーブのスパイスが感じられます。味わいは構造的かつ的確で、ジューシーな果実味から始まり、きめ細やかなタンニンと鮮やかな酸が絶妙なハーモニーを奏でます。
この地域、ワイナリー、畑について
ドメニコ・クレリコは、1960年代の貧困を経験した後、1976年に父から2ヘクタールの葡萄畑を引き継ぎました。当時、エリオ・アルターレらの「モダニスト」が海外から新しいアイデアを持ち帰ると、クレリコは考えを改め、ピエモンテの若き野生児の中でも最も急進的なモダニストとなりました。
彼は最新の醸造設備を導入し、ワインはより濃く、タンニンはよりなめらかで繊細に仕上がるようになりました。その後、ブッシア、ジネストラ、パヤーナ、モスコーニなど、バローロの最高の区画を含む約21ヘクタールを少しずつ購入していきました。
クレリコは常に土地とバローロに魅了され、2017年に亡くなる直前まで自らブドウ畑で働いていました。現在、ドメニコ・クレリコ・ワイナリーは、毎年高い評価を受ける力強く重厚なバローロを生産し、その卓越したワイン造りは国際的に高く評価されています。