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ワインの基本情報
ワイン名 | 2017 Le Vieux Donjon Chateauneuf du Pape |
日本語名 | [2017] シャトー ヌフ デュ パプ (ル ヴュー ドンジョン) |
点数 | 95点 (パーカーポイント、Wine Advocate) |
価格 | ¥6,380 (6000円台) |
生産者 | Le Vieux Donjon |
格付 | – |
産地 | フランス、ローヌ、南ローヌ、シャトーヌフ デュ パプ |
色 | 赤 |
甘さ | ドライ |
品種 | グルナッシュ60%、シラー20%、ムールヴェードル15%、サンソー5% |
店舗名 | フィッチ |
ワインの特徴、おすすめポイント
ル・ヴュー・ドンジョンの2017年シャトーヌフ・デュ・パプは、2016年のヴィンテージを凌ぐほどの出来栄えを見せています。黒いチェリーと赤いラズベリーが複雑に絡み合い、ドライフルーツのスパイシーな香りとガリーグのニュアンスが加わります。フルボディでありながら丸みがあり、濃厚な味わい。このビロードのようなワインは、少なくとも2035年までは楽しめるでしょう。
グラスに注ぐと、深みのある美しい色合いが目を引きます。ブラックカラントやグラウンドペッパー、砕いた花々の純粋な香りが立ち上ります。中程度からフルボディで、たっぷりとした中盤の厚み、完璧なバランス、そして素晴らしい余韻が続きます。まだ若さを感じさせますが、魔法のようなワインに仕上がっています。3〜5年の瓶熟成を経て(今飲んでも十分に楽しめますが)、この先20年は楽しめるでしょう。
この地域、ワイナリー、畑について
ル・ヴュー・ドンジョンの畑は、冷涼で白ワインの品種に適した粘土石灰質の土壌にあります。常に高い評価を得ながらも、生産量の少なさゆえに日本市場ではあまり目にすることがない生産者です。
2005年までは、グルナッシュ・ブラン種も使用されていましたが、病気の影響で植え替えられたため、近年はルーサンヌ種とクレレット種のみで醸造されています。ルーサンヌ種のまろやかさとクレレット種の心地よい酸味が絶妙に調和し、非常に高いポテンシャルを秘めているのが特徴です。
冷涼な畑のおかげで、程よいアルコール感と酸を維持することができ、若くても楽しめるのが魅力。今飲んでも十分に美味しいですが、5年ほど熟成させると、また違った世界観を楽しめるでしょう。