ワインの基本情報
ワイン名 | 2021 Viña Zorzal Wines Matías Michelini GarnaCHE |
日本語名 | ガルナッシュ マティアス ミケリーニ [2021] |
点数 | 93点 (パーカーポイント、Wine Advocate) |
価格 | ¥2,780 (2000円台) |
生産者 | Viña Zorzal Wines |
格付 | – |
産地 | スペイン、ナバラ |
色 | 赤 |
甘さ | ドライ |
品種 | ガルナッチャ (グルナッシュ) |
店舗名 | 紀伊国屋リカーズ |
ワインの特徴、おすすめポイント
2021年のマティアス・ミケリーニ・ガルナッチャは、アルゼンチン出身のマティアス・ミケリーニ氏が、わずか0.84ヘクタールの区画から収穫したガルナッチャ種を100%使用して造り上げた逸品です。
このワインは、中濃度のルビー色を呈し、ブラックベリーやカシスなどの黒系果実の濃厚な香りに、ブラックペッパーや杉のニュアンスが絶妙に調和しています。口に含むと、フレッシュな黒果実の風味が広がり、柔らかいタンニンとのバランスが絶妙なミディアムボディの味わいが楽しめます。余韻も長く続き、飲み応えのある赤ワインに仕上がっています。
醸造においては、4,000リットルのオーク樽と1,000リットルのプラスチック容器で天然酵母を用いて発酵させ、その後、500リットルのオーク樽、1,200リットルの卵型タンク、600リットルのコンクリート製卵型タンクで12ヶ月間熟成させました。アルコール度数は12.79%と比較的低めながらも、素晴らしいフレッシュ感と酸味、ジューシーな果実味、繊細でチョーキーなタンニンが特徴的です。
この地域、ワイナリー、畑について
このワインを生み出したヴィーニャ・ソルサル・ワインズは、1989年にアントニオ・サンズ氏がスペイン北部のナバーラ州で自身の夢を叶えるべく設立したワイナリーです。現在は彼の3人の息子たちが情熱を受け継ぎ、ナバーラの地場品種を使った個性豊かなワイン造りに取り組んでいます。
特に注目すべきは、フィテロ村のリュー・ディ・エル・コラル・デ・ロス・アルトスの畑です。この0.84ヘクタールの区画は、乾燥した気候と石の多い土壌に恵まれ、ガルナッチャ種の栽培に最適な環境を提供しています。サンツ家は代々、有機農法を取り入れながら、この特別なテロワールの個性を最大限に引き出すことに専念してきました。
ヴィーニャ・ソルサルでは、ナバーラの忘れられた土着品種の魅力を追求し、その真正性とシンプルさを表現したワインを生み出しています。彼らの哲学は、誰もが楽しめるワインを造ることであり、その情熱と努力が高く評価されています。マティアス・ミケリーニ・ガルナッチャは、そんなヴィーニャ・ソルサルの想いが詰まった、スペインの新たな才能が生み出した傑作ワインなのです。