ワインの基本情報
ワイン名 | 2019 Tolaini Valdisanti |
日本語名 | [2019] ヴァルディサンティ |
点数 | 94点 (パーカーポイント、Wine Advocate) |
価格 | ¥4,889 (4000円台) |
生産者 | Tolaini |
格付 | |
産地 | イタリア、トスカーナ |
色 | 赤 |
甘さ | ドライ |
品種 | カベルネ・ソーヴィニヨン50% カベルネ・フラン50% |
店舗名 | フィッチ |
ワインの特徴、おすすめポイント
トライーニの「ヴァルディサンティ」2019年は、キャンティ・クラシコ地区のカステルヌオーヴォ・ベラルデンガで造られる、カベルネ・ソーヴィニョンとカベルネ・フランのブレンドワインです。16ヶ月のオーク樽熟成を経て、寛大で豊かな味わいに仕上がっています。
香りには、ダークフルーツやブラックチェリー、鉛筆の削りくず、タール、甘草のアロマが層になって広がります。口に含むと、しっかりとしたストラクチャーとまろやかで柔らかいタンニンが感じられ、果実やパプリカの風味が口いっぱいに広がります。余韻にはバニラや甘草のニュアンスが現れ、優雅な印象を与えます。
力強さとまろやかさを兼ね備えた、贅沢な味わいのワインです。完熟したブドウを厳選し、丁寧な醸造プロセスを経ることで、ドライフルーツやシナモン、ピーマン、バニラなどの複雑な香りと、甘くスパイシーな後味が実現しています。
この地域、ワイナリー、畑について
トライーニは、1998年にキャンティ・クラシコ南部のカステルヌオーヴォ・ベラルデンガに醸造所を設立しました。オーナーのピエール・ルイジ・トライーニは、カナダで運送業の成功を収めた後、故郷トスカーナに戻り、ワイン造りの夢を実現させたのです。
トライーニは近代的な醸造設備を導入し、「オルネライア」や「シャトー・ル・パン」などの名だたるワインを手がけた天才醸造家ミシェル・ロラン氏をコンサルタントに迎えました。また、30歳前後の若いスタッフ陣が高いモチベーションで品質向上に取り組んでいるのが特徴です。
畑は、「レンテンナーノ」や「フェルシナ」といった優良生産者が集まるキャンティ・クラシコの一等地に位置しています。特に力強いサンジョヴェーゼが産出されることで知られる地域です。トライーニでは、斜度のきつい丘陵の畑で、土壌の特性に合わせたきめ細やかな管理を行っています。自社開発の専用作業機を使うことで、効率的かつ丁寧な畑仕事を実現しているのです。
トライーニのワインは、イタリアやフランスの超有名ワインを抑えて高い評価を獲得しています。マスター・オブ・ワインを集めたブラインドテイスティングでは、銘柄を伏せた状態で世界のトップワインと比較され、見事な結果を残しました。このことは、トライーニのワイン造りの卓越性を証明しています。