ワインの基本情報
ワイン名 | 2020 Sandhi Pinot Noir Sta. Rita Hills |
日本語名 | [2020] サンディ ”サンタ・リタ・ヒルズ” |
点数 | 93点 (パーカーポイント、Wine Advocate) |
価格 | ¥5,920 (5000円台) |
生産者 | Sandhi |
格付 | – |
産地 | アメリカ、カリフォルニア、セントラルコースト、サンタバーバラ郡、サンタ・リタ・ヒルズ |
色 | 赤 |
甘さ | ドライ |
品種 | ピノノワール |
店舗名 | フィッチ |
ワインの特徴、おすすめポイント
サンディの「ピノ・ノワール・スタ・リタ・ヒルズ」2020年は、ルビー色の中程度の濃さを持つワインです。グラスから立ち上る香りには、ルバーブやブルーベリー、茶葉のアロマが感じられ、葉巻や火打ち石、薪を思わせる香ばしいニュアンスも加わります。口に含むと、ミディアムボディながらもデリケートな味わいが広がります。明るくチョーキーな印象の中に、香り高い果実味が溶け込んでいます。余韻は長く、花のような香りが残ります。
このヴィンテージでは、ブドウを全て除梗し、他の年よりも少し早めに瓶詰めしているのが特徴です。使用しているブドウの約50%は、サンディのオーナーであるラジャ・パー氏とサシ・ムーアマン氏が所有する姉妹ブランド「ドメーヌ・ド・ラ・コート」の自社畑産。残りの50%は、スタ・リタ・ヒルズの著名な畑、特に「サンフォード&ベネディクト」の古樹のブドウなどをブレンドしています。
この地域、ワイナリー、畑について
サンディは、カリフォルニア州サンタ・バーバラ・カウンティのサンタ・リタ・ヒルズにある、少量生産のワイナリーです。2010年に、当時マイケル・ミーナ・レストラン・グループのワイン・ディレクターだったラジャ・パー氏と、醸造家のサシ・ムーアマン氏によって設立されました。
サンディのコンセプトは、「人」「土壌」「ブドウ」という3つの要素を一つの「形」にすること。素晴らしいワインを造るだけでなく、働く人々や自然環境にも配慮しながら、ピノ・ノワールとシャルドネの聖地と言えるサンタ・リタ・ヒルズのテロワールを最大限に表現することを目指しています。
ブドウ畑は、由緒ある伝統的な畑と新しい畑のバランスを取りつつ、それぞれの個性を活かすことを重視。ベントロック、リタズ・クラウン、サンフォード&ベネディクト、マウント・カーメル、リンコナーダなどの栽培農家と契約し、さらに姉妹ワイナリー「ドメーヌ・ド・ラ・コート」の自社畑ラ・コートのブドウも使用しています。
ワイン造りでは、ブドウ本来の秘めたパワーと美しさを引き出すために、精巧さ、ミネラリティ、豊かな酸、骨格を全面的にハイライトします。土着酵母のみを使用し、シャルドネはゆっくりとした長めのプレス、ピノ・ノワールは全房発酵を多めにすることで、ワインに快活さとスパイシーさ、複雑で滑らかなテクスチャーを与えています。パンチョンや古樽、コンクリートタンクを主に使い、新樽は控えめ。サンタ・リタ・ヒルズの粘土質土壌と珪藻土、強風、北向きの斜面、高樹齢のブドウが、これらすべてを可能にしているのです。