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ワインの基本情報
ワインの特徴、おすすめポイント
格付けシャトーの中でも抜群のコストパフォーマンスを誇る、シャトー・ラ・トゥール・カルネ。ボルドーワイン界のリーダー的存在、ベルナール・マグレ氏が手がける注目の1本です。
2012年ヴィンテージは、深いガーネット色の外観から、ブラックチェリーや黒スグリの甘い香りが立ち上ります。そこにスミレやスパイス、スモークのニュアンスが加わり、複雑な印象を与えます。
口に含むと、凝縮した果実味が口いっぱいに広がります。上質な酸とシルキーなタンニンが織りなす見事なストラクチャーは、このワインの特徴。余韻にはリコリスやバニラの香りが漂い、更なる熟成のポテンシャルを感じさせてくれます。しっかりと抽出された豊かな果実味と、驚くほどソフトで丸みのある味わいは、このヴィンテージならではの魅力。バランスに優れた仕上がりは、まさに秀逸の一言に尽きます。
メルロを61%、カベルネ・ソーヴィニヨンを35%、わずかにプティ・ヴェルドとカベルネ・フランをブレンド。10~15年の熟成を経ることで、さらに魅力的で長い余韻が楽しめるでしょう。
濃厚な果実味とオーク由来の風味が心地よく調和した味わいは、ほとんどのヴィンテージでパーカーポイント90点以上を獲得するほどの高い完成度。それでいてアクセスしやすい価格で手に入るのは、マグレ氏ならではの手腕と言えます。
ボルドーの名門が手がける、コストパフォーマンス抜群の逸品。この機会にぜひお試しください。