ワインの基本情報
ワイン名 | 2022 Atalaya Laya |
日本語名 | 2022年・ボデガス アタラヤ・ラヤ |
点数 | 90点 (パーカーポイント、Wine Advocate) |
価格 | ¥1,680 (1000円台) |
生産者 | Atalaya |
格付 | – |
産地 | スペイン、カスティーリャ・ラ・マンチャ、アルマンサ |
色 | 赤 |
甘さ | ドライ |
品種 | ガルナッチャ・ティントレラ70%、モナストレル30% |
店舗名 | 紀伊国屋リカーズ |
ワインの特徴、おすすめポイント
カシス、ブルーベリー、カラメルや黒糖の甘い香り、ナッツのような風味、木質や燻した香り、そして胡椒などのスパイシーな香りが織りなす複雑な芳醇さが特徴的です。口に含むと、凝縮感のある濃厚な果実味が広がり、樽熟成由来の風味とスパイスの風味が豊かに感じられます。程よい酸味とミネラル感、力強くメリハリのある味わいは、しっかりとした骨格を備えています。タンニンは強めながらも荒々しさはなく、ブルーベリージャムを思わせる果実味と樽熟成の風味が調和した、旨味が素直に膨らむワインです。
ワインの色合いは深いチェリーレッド。若いタイプのワインですが、ティントレラ種の強すぎる味わいを和らげるために、30%のモナストレル種をブレンドすることで丸みを出しています。熟した果実とフローラルなノートが混ざり合う、エレガントで複雑な香りが魅力的。口当たりはフレッシュで、若々しいタンニンとのバランスが絶妙です。余韻も長くスムーズに続きます。
この地域、ワイナリー、畑について
このワインの産地であるD.O.アルマンサは、スペイン内陸部の中でも最も地中海に近い場所に位置し、地中海性気候に大陸性の影響を受けています。ボデガス・アタラヤは、アルマンサの街から北へ3km、「監視の塔」を意味する場所に位置するワイナリーです。
ワインメーカーはフランク・ゴンザレス氏。畑は100haあり、3ヶ所に分かれて海抜800~1,000mの高地に広がります。標高が高く涼しい環境のため、ブドウはゆっくりと熟成し、濃厚な果実味を持つワインが生まれます。土壌は石灰岩が多い白亜質で、粘土も混じっています。
このワインに使用されているガルナッチャ・ティントレラは、スペインではアルマンサでしか見られない土着品種。ガルナッチャとは別物で、ガルナッチャよりもゆっくり熟成し、味わいに深みのあるブドウです。畑には当初他の品種も植えられていましたが、全てガルナッチャ・ティントレアに接木されました。